Petaluma Coonawarra 2000
ペタルーマ クナワラ

3.25

4件

Petaluma Coonawarra 2000(ペタルーマ クナワラ)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • ブラックチェリー
  • カシス
  • プルーン
  • 杉
  • ミント
  • なめし皮
  • チョコレート
  • タバコの葉

基本情報

ワイン名Petaluma Coonawarra 2000
生産地Australia > South Australia > Coonawarra
生産者
品種Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Merlot (メルロ)
スタイルRed Wine

口コミ4

  • 2.5

    2020/10/07

    (2000)

    価格:5,000円 ~ 6,999円(ボトル / ショップ)

    2010 ペタルマ クナワラ・レッド アンフィルタード クナワラ サウス・オーストラリア/オーストラリア 個人的な事情で(主観的には)、ここのところ日本酒ばかり飲んでいる反動で、思いっ切りワインらしいワインを飲みたくなりました! 荻窪の酒屋さんで3ヶ月ぐらい前に購入した、オーストラリアのカベルネ主体(?)の赤。ボルドータイプの赤をいただくのは久しぶりです。 2000年産と、ちょっと古いヴィンテージですので、コルクスクリューを意識して深く入れ、慎重に引き抜いたつもりでしたが、それでも中折れ(>_<) オールドワインの抜栓は難しいですね。 今回、グラスはアンピトワイヤーブルのNo.3という、熟成した赤ワイン用のグラスをチョイスしました。 このグラス、香りの解像度の高さ、味わいの統合性は申し分なく、性能的に最近の高精度のグラスに引けを取らないと思いますが、極端に開口部が小さな設計のため、仰け反りながらワインを飲むような姿勢を強いられます(苦笑) そのために、少し使用頻度が低いグラスなのですが、こういう特別なワインには、やはり試してみたくなります。 さてワインは、非常にクリアで透明感と強い艶のあるガーネット。全体にうっすらとオレンジの色調が入っていますが、注意深く見ないと分からないレベル。ぱっと見はとても若々しい見た目です。 ラルムは、これだけをいつまでも見つめていたくなるような、妖しい美しさを持ったドラマチックな流れを生み出しています。 砂浜に描かれる複雑な波の形や、河岸を侵食する流れのような、変化し続ける美しい紋様に目が洗われるようです。 グラスからは、はじめのうちはブラック・チェリーやカシス、プルーンといった黒い果実の凝縮感たっぷりの香り。 次いで、ミントやシダー、サンダル・ウッドなど、樽を示唆する香りや木質系の芳香、インセンスのヒント。 微かにタールやヨード香、シガーやレザー系の熟成によるアロマも滲み出してきます。 さらに、粘土や石のような柔らかでアーシーなミネラルのニュアンス。そして黒っぽいスパイスのトーン。 時間が経つにつれ香りの要素が増えていきますが、混沌とした感じはなく、とても美しい数学的な秩序を感じます。 ひとつひとつの要素に強度があるので、一見シンプルですが、多種多様なレイヤーで構成された複雑で立体感のある香りの全体像。 口に含むと、しばらく言葉を失いました…。 素晴らしいワインです♪ 口あたりは滑らかでシルキー。軽やかさがありながら、フルボディで充実感のある、しなやかで素晴らしく上品なテクスチャ。 熟した果実の旨みと甘み、メリハリの効いた酸、柔らかく溶け込んだタンニンのバランスが完璧で、口に入った瞬間から深く強く味蕾を揺らして、身体全体にビリビリとバイブレーションを生じさせるような、猛烈な波動を感じます。 時間が経つにつれ、香りにおけるシダーのニュアンスや味わいのほろ苦さ、日向っぽい風味が強まり、やはり、古酒のジャンルに属するワインだなぁ…との感慨が強くなりますが、余韻のバランスは崩れることなく、深く濃い熟成ワインの醍醐味を、変わることなく示し続けてくれます。 素晴らしいワインですね♫ このワインの魅力を引き出すには、アンピトワイヤーブルのNo.3は最適だと思いました。 実は、比較参照用にザルトのボルドータイプも同時に使用していますが、香りや味わいの描写や焦点の合うポイントがまったく違います。 ザルトの描き出す世界は、香りにおいては果実より木質系が強調されアンピトワイヤーブルでは感じなかったユーカリ感が出ていてびっくりしました。 味わいにおいては酸や苦みにフォーカスが移動した感があり、重厚で厳格なワインとして描写されているようで、アフターにビターチョコレートを感じます。 同じワインを同時に味わっていても、まったくの別物です∑(゚Д゚) 若いワインであればザルトに軍配が上がりそうな気もしますが、20年という経年のワインでは、グラスの開口部を締めることや、ワインが口に入るまでに適切なカーブを経ることにメリットがあるようです。 インポーターの無粋なシールで、バックラベルがすべて隠されており、詳細がわかりませんが、カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの2品種のブレンド。比率は不明ですが、メルローのキャラクターもはっきり感じられ、半々ぐらいの構成ではないかと思います。 このワインに出会うことができたのは、本当にラッキーでした。お店をご案内いただいたユニッチさんに、心から感謝しますm(_ _)m

    ペタルーマ クナワラ(2000)
  • 4.0

    2015/11/18

    (2000)

    ペタルーマ クナワラ(2000)
  • 2.5

    2014/09/26

    (2000)

    ペタルーマ クナワラ(2000)
  • 4.0

    2013/07/15

    (2000)

    価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)

    ペタルーマ クナワラ(2000)