味わい |
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香り |
ワイン名 | OSA Winery Mateni Rose 2019 |
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生産地 | Japan > Hokkaido |
生産者 | |
品種 | Zweigeltrebe (ツヴァイゲルトレーべ) |
スタイル | Rose Wine |
2023/10/11
初・小樽のオサワイナリー
2023/03/18
(2019)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
2019 オサ・ワイナリー マテーニ・ロゼ 小樽 北海道/日本 水曜日のワイン。 晩ごはん(きしめん)を食べた後、ちょっと気分転換にロゼワインを飲むことにしました。 このところ、花粉のせいか味覚が本調子ではなく、まったくワインを飲む気にならず、熱燗やお湯割りばかり飲んでいました。 仕事が立て込んでいて帰りが遅くなり、「癒し」を求めていたらしい、連れ合いと娘の強いリクエストにより、久しぶりにワインを抜栓。 余市にある自社畑産のツヴァイゲルトレーベを100%使用した辛口ロゼ。 名前の「MATENI(マテーニ)」は、一見イタリア語っぽいですが、さにあらず。 地元小樽の言葉、「まてに」(=真心を込めて丁寧に)からの命名だそうです。 楽譜にぶどうがあしらわれたラベルデザインは、「秋の実りを音符に見立てた畑の様子」とのことですが、五線譜の上のほう、高音域に音符=ぶどうが見当たらないのは、「腰より高い房を摘果しているから」だとか…。 ラベルデザインにまで、「丁寧さ」というか、「凄まじいこだわり」を感じます。 外見からして、作り手の気迫あふれる魂のこもったロゼワイン、ちょっとビビリながらいただきます(笑) 全長40mmと、少し短めですが上質の天然コルクを抜き、ワインをグラスへ。 本日のグラスはラディコングラスです。 外観は、明るく透明感のあるサーモンピンク。やや淡い色調で、とても輝りが強いですね♪ ラルムに特別な印象はありませんが、屈折の具合からすると、少し粘性が高そうで、肉厚な見た目。 香りは、赤というか、ピンクの花。 ピンクグレープフルーツのようなジューシーな柑橘、ピンクペッパーのようなピリッとしたスパイスの刺激。 口に含むと、厚みのあるソリッドなテクスチャで、非常にドライで締まった味わいを感じます。 グレープフルーツのような酸と苦みの効いた、柑橘的な果実感、ラズベリーの甘酸っぱさ、アセロラのような青っぽい渋み、硬いミネラルのニュアンス。 生っぽい木質的な旨みは、ワインと同じ色合いの、果実のグミの味わいにとてもよく似ています。 小学生の頃、担任教師のお宅にお邪魔して、庭のグミの樹から果実をもいでは食べ、もいでは食べしたことを思い出しました。 そんな郷愁を誘う、少しクセのあるロゼに、最初はフランスのベーシスト、ジャン・フィリップ・ヴィレが中心のピアノトリオ作品『AUTREMENT DIT』(2002年)から、「Days of Wine and Roses」を合わせてみました。 アルバムは、素晴らしい演奏のジャズ・スタンダード集で、この曲とワインの相性も実に美しいのですが、少しキレイ過ぎる気がしてしまい、別のマリアージュを探すことにしました。 ちなみに、アルバムタイトルのAUTREMENT DIT(オトルマン・ディ)は、「言い換えれば」という意味のフランス語で、スタンダードのカヴァーをさりげなく示した洒落たタイトルですね♪ 「Days of Wine and Roses」の方は、言わずと知れたヘンリー・マンシーニ作曲の名曲で、1962年公開の「酒とバラの日々」という映画のテーマ曲。 さて、代わりの音源を暫し考えて、ハッと天啓のように閃いたのがこちらのアルバムでした。 アメリカのジャズアンサンブル、ピンク・マルティーニと由紀さおりのコラボアルバム、『1969』(2011年)。 まぁダジャレみたいな組み合わせですが、これが驚くほどピッタリとハマる極上のペアリングになりました。 アルバム自体は、1969年に流行った世界中のヒット曲のカヴァーというコンセプトだと思いますが、彼女自身の名曲「夜明けのスキャット」をはじめとする、艶と張りのあるヴォーカルがとにかく素晴らしく、真心を込めて丁寧に歌われた一曲一曲に、私の心が釘付けに。 ところで、この由紀さおりの声、以前は「線の細さを感じる澄んだ高い声」と思っていましたが、よくよく聴いてみると、むしろ中低音域に特徴のある「柔らかく安定感のある太い声」だなと認識を新たにしました。 こういう新たな気付きも、このワインのラベルデザインとの親和性を高めてくれるような気がします(笑) そして、彼女のサウダージ(郷愁)を感じさせる声質は、特にボサノヴァにピッタリとハマりますし、厚みのあるワインの味わいと、見事に調和しますね。 何だかこのペアリング、完璧かも?
2022/11/21
(2019)
オサワイナリー2階のテイスティング3杯目。
2022/09/27
ツヴァイゲルトレーベ100%ロゼ。 マテーニとは、小樽弁の「まてに」からの造語だそう。 名前の由来どおり、真心こめて丁寧に作られた、優しい味わい。 抜栓すぐは、華やかなブーケの香り。 徐々にブルーベリー、あんず。 食事を選ばない万能ワイン。 ペロリ一本飲んでしまった。 とても良いワインだが、コスパはイマイチ。
2021/01/26
(2019)
北海道小樽、オサ・ワイナリーの「2019 マテニ・ロゼ」です。 チャーミングかと思えば、どこか妖しい。 そんな雰囲気のあるロゼワインです。 色調は輝きのあるサーモンピンク。 香りにはチェリーとザクロ。 甘いキャンディや少しの赤い花のニュアンスも感じます。 控えめだけどアロマティックな香り。 口当たりはトロンと円やか。 果実の味わいは熟したプルーンやチェリー。 赤やピンクを思わせる果実味と、それを包み込む心地よい酸味。 Alc11%と思えないボリューム感。 糖分もさほど無いはずなのに甘いと思えるのは、熟したチェリーの香りと円やかな口当たりのせいかも。 でもそうかと思えば、中盤から余韻にかけては薬草とかスパイスのような風味もしてきます。 ロゼっぽくチャーミングで華やかな雰囲気もあれば、絶妙なタイミングで妖しさも見せて惑わせる、小悪魔みたいなワインでした。 美味しいし、飲んでいて楽しい。 自宅で「なにこれ美味し〜♪ へへ〜美味しいね〜♪」とか言いながらユルユル飲んで欲しい一本です笑 ひとくち味見して、合わせてみたいと作ったのが麻婆茄子。 花椒(粉サンショウ)は必須でした。 華やかさとスパイス感が、ワインとの距離をグッと近づけてくれた気がします。 ワインの方も、麻婆にサッと浸透して華やかさを添え、脂を流していくような感覚。 味わいの引き立てと洗い流しの両方を兼ねてくれました。 でも、 茄子より豆腐の方がより合ったかな。 いやそれ以前に、もっと上手に作りたい笑
2022/01/12
(2019)
2021/12/10