Jacqueline Bories Alicante
ジャクリーン・ボリー アリカンテ

アリカントという初めて飲む品種、100%は相当レアとのことで、ヴィノスやまざきで購入。 全く光を通さない程のすごい濃い色。ふくよかな黒系果実やスパイスの厚みを感じるとても良い香り。 アタックは色調からの想定を覆す穏やかな黒系果実味、ただボリュームはしっかりと感じる。若干のコーヒーやハーブを感じつつ、しなやかな酸味、アルコールがフワッと抜け、タンニンは程よく。フィニッシュはロウのような味わいを感じつつ、バランス良く、とても長い。 全体的にはグルナッシュに似た雰囲気を感じる。これ、寝かせたら面白いと思う。 ちなみに、抜栓二日目のインプレ。開けたては全体的に尖っているけど、刻々とグラスの中での変化を楽しむの面白い。

Ollieux Romanis Alicante 2016 今フランスでは殆ど栽培されていないアリカント種と言う葡萄で作られた赤ワイン。 聞いたことが無かった。 トロッとして、色合いは濃いヴェルヴェット。 香りは華やか。 果実の香りの他に漢方やタバコの香りも濃厚。 イーストやコーンの様な匂いもします。 某イタリアのプーリアの安旨ワインにも似ているが更に複雑。 味わいは濃厚かつフルーティー。 重く豊かなタンニンだが、華やかな味わい。 相反する要素が当たり前の様に同居している。 インパクトが強く、とにかくパワフル。 酸味もそこそこです。 複雑に奥行きの有る味わいなので「もしかしてV.V.?」と思ったら樹齢80年の古木の様です。 美味い…。 ため息が出ました。