味わい |
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香り |
ワイン名 | Il Colle Prosecco Rosé Millesimato Extra Dry |
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生産地 | Italy > Veneto |
生産者 | |
品種 | Glera (グレーラ), Pinot Nero (ピノ・ネーロ) |
スタイル | Sparkling Wine(Rose) |
2024/07/01
(2021)
2021 イル・コッレ プロセッコ・ロゼ ミッレジマート エクストラ・ドライ ヴェネト/イタリア 火曜日のワイン。 イル・コッレのワインを飲みにダ・マサへ! その1 「ワイナリーの当主のサラさんが来店予定なので、一緒に晩ごはん食べませんか?」 そんなLINEに食いついて仕事帰りに西荻へ。 メーカーズ・ディナーとかワイン会などではなく、晩ごはんを食べに行ったらそこに「たまたま」生産者の人がいた!という体です(笑) この日は仕事のキリがなかなか付かず、ひとりだけ遅い時間に到着で、出遅れ感は否めませんが…(大汗) 最初にいただいたのは、プロセッコのメイン品種・グレラ90%に、ピノ・ネロを10%加えたロゼのスプマンテ。 製法は、シャンパーニュのような瓶内二次発酵ではなく、タンクの中で発酵させる、いわゆるシャルマ方式なのですが、こちらでは「マルティノッティ方式」と呼ばれています。 メソッド自体は、基本的に同じですが、フランス人であるユージン・シャルマ氏がタンク内での二次発酵製法を確立したのが1910年のことだそうですが、先立つこと15年の1895年に、イタリア人のフェデリコ・マルティノッティ氏が大樽での二次発酵を「発明」したとのこと。 シャルマ氏は、製法の特許も取得して、「シャルマ方式」が人口に膾炙することになるわけですが、イタリア人としては偉大な同胞に敬意を表したいというところでしょうか? ついでに記しておきますが、少しワインを勉強すると、スパークリングワインにおいては「瓶内二次発酵」こそが至高で、ブリュット以上の極辛口以外は飲むに値しない…そんな偏った考えに陥りがちになります。実際、私もそう思っていました(苦笑) しかし、グレラのような品種のイキイキした果実味をワインに反映させるには、シャンパーニュ方式ではなく、タンク内での二次発酵こそが正義であり、その果実感を上手くワインの味わいとして完成させるには、エクストラ・ドライのような、ほんのりした甘さを残すのが正解だという「真理」が、このワインを飲むと理解できます。 前置きが長くなってしまいました…ワインはキレイな淡いサーモンピンクの見た目で、かなり繊細な感じの泡立ち。 ラズベリーっぽい赤果実に、ピンクグレープフルーツ的な柑橘が重なる、爽やかな香り。 ほんのり甘やかですが、ベタつかず、スッキリとキレのある味わい。 よく冷やした野菜の煮浸しとか、お出汁の効いた夏の和食に合わせたい、食欲を唆る風味があります。 いやあ、美味しいですね♪ 梅雨時にピッタリなワインだと思います。
2022/04/03
(2020)