味わい |
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香り |
ワイン名 | Frey Grauer Burgunder |
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生産地 | Germany > Rheinhessen |
生産者 | |
品種 | Grauer Burgunder (グラウアー・ブルグンダー) |
スタイル | White Wine |
2018/02/19
(2016)
濃厚で強い白。果実味より苦味を味わうべし。
2017/11/29
(2016)
価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その20 2016 フレイ グラウアー・ブルグンダー ラインヘッセン/ドイツ オーストラリア、アメリカ、フランス、ハンガリー、イタリア、ニュージーランド、日本、レバノンに次いで9カ国目の旅先はドイツになりました! ドイツでは、グラウアー・ブルグンダーとかグラウ・ブルグンダー、あるいはルーレンダーと呼ばれるピノ・グリ。 辛口に仕上げたものを「グラウアー・ブルグンダー」甘く仕上げたものを「ルーレンダー」と呼び分けている地域(?)もあるようです。 グラウアー(グラウ)はフランス語のグリと同じで、ブルゴーニュから来た灰色のぶどうという意味。ルーレンダーは、このぶどうをドイツに持ち込んだとされる商人のヨハン・ゼーガー・ルーラントの名前に因んだもの。 ドイツではプファルツやバーデン、ラインヘッセン、フランケンなどでよく作られているみたいです。 さて、このワイン、外観は薄っすら緑のトーンが入ったペールイエロー。スクリューキャップで嫌気的な状態にあったためか、注ぎたては、グラスにプチプチと気泡がまとわりついています! とても微弱ながら発泡していますね。 照り、清澄度は申し分なく、粘度は高くない印象。 香りは、ハッキリした還元臭はなくホッとしますが、最初のうちは花梨、青リンゴ、洋梨など果実香が優勢。 時間を置くと、コリアンダーやジンジャーなどスパイシーさが増し、さらにカモミール、ドライフラワー的なハーブのトッピングが加わります。 口に含むとクリスピーな微弱発泡感、丸みのある酸味、厚みのあるボディ、柑橘系果実の甘み、ほろ苦さのある旨みなど、なかなか押し出しの強い味わいです。 基本はドライなスッキリ系ワインですが、口の中でスーッと消えるように姿を消し、ほんのり淡い果実感だけが余熱を持った残像のように残ります♪ 最初のうちは、異様なくらいスッキリしたキレの良いワイン?と思いましたが、気配を残したままワインの本体が消える感じです ((((;゚Д゚))))))) この、余韻とは少し違う、口の中に残る痕跡…説明するのが難しいですが、伝わりますでしょうか? ホントに面白いワインでした。 このワインの雰囲気にピッタリな音楽として、グレン・グールドの生涯最後の録音『ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ』を聴いています。 これまた上手く説明できませんが、この音楽しかあり得ないと思われるほどピッタリに、このワインに寄り添ってくれます。なんでしょうねえ? この相性の良さは尋常ではありません(笑)☆