Fornerol Didier Bourgogne Rouge
フォルネロール ディディエ ブルゴーニュ ルージュ

ドメーヌ・ディディエ・フォルネロール・ブルゴーニュ・ルージュ2020を頂きました。 少し青紫掛かったルビー・ガーネット色。 カシスやブラック・ベリー等のダーク・フルーツに、バイオレットやローズ、湿ったアースやハーブなどのしっかりとしたアロマ。 ミックスド・ベリー・ジャムから爽やかな繊細な酸味とタンニンが広がり、しっとりとした長い余韻。 色素の強さに反比例して甘すぎず重すぎない果実味で、広域らしくもあり、でもその上の酒質の感じがします。段々と全体のまとまり感が出てきました。 翌日は少し油分を含んだ果実味で、ローヌの様な少しファンキーな要素も感じる様になりました。 先日頂いた2019年とは全く違う面持ちで、今頂くなら2019年です。2020年は少し寝かせてみようと思います。

ディディエ・フォルネール・ブルゴーニュ・ルージュ2019を頂きました。 こちらの葡萄は樹齢20年程のCorgoloin村の1haの区画からで、全房発酵で樽熟成は14ヶ月、新しいオーク樽の比率は10%だそうです。 全体的に少しオレンジ掛かった美しいルビー色。 ストロベリーやチェリー等のリキュールに、梅紫蘇やアース、スパイス等が香ります。 甘美でバランスの良い凝縮感の果実味に、シナモン等のスパイシーな酸味とペッパーやアイアン系タンニンがとても上手く溶け込み、全体的な流れの良いストラクチャーのワイン。エンディングに少しヒートを感じますが、甘い風味が淡く長く漂う長い余韻がとても良い感じです。 翌日は落ち着いた甘い風味の果実味とスパイスのエレガントなバランス感が良く、少しローヌのグルナッシュ系の様な味わいも感じられました。 アルロー・ファンも、そうでない方も是非ディディエ・フォルネロール1度お試し下さい。