Dom. Maurice Ecard Savigny Les Beaune 1er Cru Les Narbantons
ドメーヌ・モーリス・エカール サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ナルバントン

この秋、35ドルで購入の絶品。驚愕するばかり。 ものすごく香る。焼きたてのアンデュイエット、ローストしたコーヒー豆に、甘いザクロなどの赤果実の香り。濃いめの色調のとおり、サヴィニーとは思えぬ味わいの太さがある。明快で適度な酸がありながら、享楽的な甘やかさがどんどん伸びてくる。2時間以上かけて飲んだが、全然へたらず、統合が進んでいく。芳香性には驚くばかり。 なんでこれが19年を経て35ドルで売っているのか、理解不能である。ナルバントンはドメーヌ・ルロワが別格上位に君臨するし、自分でも買い込んでいる。両者の価格差は今や30倍以上だが、その質にそこまでの差はない。断言できる。エカールの99を1ケースくれるなら、96のルロワ1本との交換に私なら喜んで応じる。 お家飲みで、料理は豚の背肉にソシソンを差し込んでブレゼしたもの。