Coursodon Saint Joseph Silice Blanc
クルソドン サン・ジョセフ シリス ブラン

☆2.65

今日の1本目、Dom.クルソドンの、サン・ジョセフ・ブラン　シリスです。 サン・ジョセフはコート・デュ・ローヌの北部8クリュのAOCのひとつ。地名や村名ではなく、かつてイエズス会の修道士がこの地域の丘にイエスの母・聖母マリアの夫の名を付け、住人たちが通称を語り継いできたことが、その名の由来とされています。 およそ600haの畑で、約50の生産者がワイン造をしています。 ドメーヌ・クルソドンは、サン・ジョセフを代表する生産者として、その名を馳せており、現在は5代目のジェローム氏が自然に従って大変丁寧な葡萄作りと、繊細なところまで配慮したワイン造を行っています。 畑名のシリスは、シリカ（ケイ素）のことで、シリカが多く含まれる花崗岩土壌が由来しています。 葡萄はインポーターのホームページを見ると「マルサンヌ」とだけ書かれていましたが、100%なのかな？ サンジョセフでは、赤はシラーが多いようですが、そこに10%以内でブレンドしたりする葡萄です。 濃いイエローで、粘性は高そう。 厚みのある、ねっとりとした洋梨系の濃いめの果実香がします。少し口に含むと、酸味は少なめ、甘味とミネラルの苦味がどっと押し寄せます。 おぉ、これは冷やすと美味しいやつだと思い、冷蔵庫に一旦放り込む。 30分ほど冷やして、再度飲み始めると、いい感じになりました。濃い甘ったるそうな感じが引き締まり、ミネラルの余韻が長く引っ張ってくれて、暑さにピッタリの美味しい仕上がりです！ 汗ばむ時期の白ワインに、いい感じの一本でした。