Corley Reserve Cabernet Sauvignon
コーリー リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン

輸入元に恵まれていない、気の毒な銘醸ワイン。 当たり前のように濃い。樽由来の香りがガンガンくる。ただ、口当たりはすでに角が取れ、予想に反して洗練されている。あと5年も寝かせておいたら、もっと昇華するだろう。 頂きモノで、全く知らないためネットを叩くが、情報が見当たらない。日本での値段すら分からず。せっかくの質の高さなんだから、もうちょっとマシなインポーターに扱ってもらわないと浮かばれない。ドイツのジャン・シュトッデンとかでも思うことだけど、造り手と消費者のことを考えない輸入元って、少なくないねえ。業界の変革を切に願うけど、無理だろうな。

コーリー カベルネ ソーヴィニオン リザーブ 2013。日本では見た記憶のない品質ワイン。 濃いので透明感はないですが、艶があり綺麗です。香りは例によって閉じ気味。 スムーズなアタックで口の中に広がった後に押し寄せるパワーを感じます。タンニンが歯茎を引き締めるのを感じるのが不思議なくらい渋み苦みがなく、飲み込んだ後に舌の奥からビターチョコやコーヒーのフレイバーが上がってきます。 良いワインは飲むのではなく、転がしてから喉に染み込ませるべきだということがよく分かります。余韻が重層的に長いですから。 2週間弱の太平洋縦断＋横断の出張もホテル滞在は最終日になりました。最後くらいということで、夕方からハリウッド観光。 ワインの方も堪能とまではいきませんでしたが、それなりに楽しめました。 アドビロード、ボーフレール、そしてなぜかヴァンサン ジラルダンのシャルム シャンベルタンをスーツケースに忍ばせて帰ります。