Ch. Ste Anne Bandol Rouge
シャトー・サン・タンヌ バンドール ルージュ

天気がすんごく不安定やった本日。 日中暑いくらいの日が照ってる時間もあったのに、ちょっと晩御飯のパンを買いに駅まで降りて行こうと夕方家を出てしばらくしたら大粒の雨…。 おいコラなんやねーんっ。 いったい誰の嫌がらせかと思いつつ、向こう側は青空が残ってたりするからすぐ止むやろと、パーカーのフードを被って歩いてたらどんどん激しくなってく雨、ばっつんばっつんと頭に落ちてくるおっきな雨粒…キーーッ！は・ら・た・つーーーっっっ(>_<) んもーっほんまにほんまにやめて欲しいっ。 よりによってパン買いに行くのに雨ってなんなん。バリっバリのハードなパンが好きなのよ湿気は敵なのよーっ！ ぷりぷり憤りながら、やっとの思いで買い物を済ませて、人目も気にせず濡れながら半泣きで歩いて帰宅。（バゲットはビニ袋で死守） と、家に着いた途端に雨が止んで日が差してくるっつーね。 おネガインコに、ナゾに降りかかるネガティブな現象。 ハマりすぎて笑けてくるわ。 で、そんなツイてない今日いただいた白の前に、先週土曜日に飲んだ赤のポスト。 ヤバいまた時空が歪みつつある(ｰｰ;) Ｔラヴェールさんの福袋も半分終わっちゃった。 初めて飲むかも、なプロヴァンスの赤。 シャトー・サンタンヌ バンドール2017 これまた珍しいムールヴェドル主体でグルナッシュとサンソー。 色はまだ紫が強いブラックチェリー色。透明感はまずますで、御御足は少し太めでゆっくり。 香りは、ローヌでよく感じる生っぽいお肉とかなんとなく生き物の匂い（笑）。獣臭っていうのかな。 それに強い陽当たりを連想するような濃い色の赤い果実、少し焦げたような感じ。 口に入れると、酸味は穏やかで、シュシュっと優しくて細かいタンニンを感じる。 口当たりは柔らかで膨らみがあり、あったかいところなんかなーなんて思う。 軽やかなラズベリーやマルベリーの優しい果実味。でも沈むような重い果実味ではなく、石灰っぽい粉々っとしたミネラル感があって繊細さもある。もちょっと酸味があったらなお良いかな。 甘やかな口入れから、しゅーっと染みるようなタンニンがあって、ほんのり苦味を感じるミネラル感で終わる。 時間が経つと、ジャムっぽい凝縮感と少し甘味が濃くなってくる。 うーん、今回の福袋、赤白ともトップのワインが良すぎてそれ以外がほぼ南の感じがするなぁ…価格調整ですか？ それでも普段の家飲みからしたら贅沢部類やから文句言われへんけどね。 さぁまた明日から、新しい1週間。今日は早寝して体力温存しとくかぁ（´-`）.｡oO

シャトー・サン・タンヌ　バンドール　ルージュ　2009 産地　フランス　プロヴァンス地方　AOCバンドール 品種　ムールヴェードル60%，グルナッシュ20%，サンソー20% アルコール度数　12.5% クロージャー コルク 外観は深いルビーで縁はわずかにレンガ色です．ブルーベリー，ブラックベリー，ブラックチェリー，プルーンの深い香りや，ジビエや血液を思わせる生々しい香りがします．アタックはなめらかで，まろやかな甘みがあります．酸はなめらかに感じられ，黒系果実の深い果実味としっかりと調和．渋みは多いながら完全にこなれておりシルクのようです．味わいの後半にも深くて温かみのある果実味がしっかりと残り，ローズマリーやエストラゴンのようなハーブの香りやシナモンのスパイス感がさらに追いかけ，とても長く複雑な余韻を残します．とても美味しいと思います． バンドールはマルセイユの東，トゥーロンの西に位置し地中海に面する，赤・白・ロゼの生産が認められたAOCです．赤はムールヴェードル主体で木樽熟成18ヶ月以上，ロゼはムールヴェードル，グルナッシュ，サンソー主体，白はクラレット種主体です．こちらのシャトー・サン・タンヌの10年熟成もの，素晴らしいです．このシャトーは現在6代目とのことですが，400年前と全く変わらない醸造とのこと．南東向きの粘土石灰質土壌，古木のムールヴェードル60%，グルナッシュ20%，サンソー20%を古樽で熟成．バンドールで最も繊細なバンドールと言われる赤ワインだそうです．

ムールヴェードル主体。カシス、赤系果実、スパイス。珍しいワインだそうです。