Ch. Petit Gravet Aîné
シャトー・プティ・グラヴェ・エネ

フランスはボルドー地方のサン・テミリオン地区GC、シャトー・プティ・グラヴェ・エネ2016。カベルネ・フラン80%、メルロー20%。 色味はやや紫ががった濃いめのルビー、香りは初めはブルーベリーに軽いロースト感ある樽香、少しリコリスのスパイス香、時間が経つとチェリーも。 飲み口は中重で、しっかりとした果実味と、厚みと緻密さのある綺麗なタンニン、程よく縁取る酸味と、非常にバランスが良い。 ボルドーでもサン・テミリオンは比較的カベルネ・フラン率が高く、同地区の代表格であるシャトー・シュヴァル・ブランのワインもフラン/メルローが半々くらい。 このワインもカベルネ ・ソーヴィニヨンなしのフラン主体と個性的。 結果、ボルドーの厳格さとスーパータスカンの果実感溢れる人懐こさの間にある、地味に良い仕事が見られる大変美味いワイン。 安くはないが、価格を超えた価値あるワイン。 女性醸造家の手により、僅か2.7haから3,000本しか生産されず、またパーカー氏が高評価を出したことで更に入手困難な模様。 そんなこととは知らずにしれっと買ったが(笑)、ワインは一期一会。ビビッと来たら即買いが基本動作です。

完熟フラン100% 青さは微塵も感じられず、むしろ干し草や鞣し革などの芳醇さ。 凝縮した果実は翌日もへたれず楽しめた。 こりゃ旨い(^^)

家飲み ｼｬﾄｰ・ﾌﾟﾃｨ・ｸﾞﾗｳﾞｪ・ｴﾈ 2016 焼肉に合わせて。すごく甘やかで適度なﾀﾝﾆﾝも感じる果実味、樽のﾆｭｱﾝｽもあり。ﾜｲﾝ自体の飲み頃はもっと先だと思うけど、肉の脂の甘さとも相まって良きﾏﾘｱｰｼﾞｭでした。

市嶋家　伊勢丹購入

シャトー・プティ・グラヴェ・エネ。サンテミリオン グランクリュ 2009。タバコ、コーヒー、木樽、腐葉土の香り。豊かなタンニン。しばらく飲みやすいワインばかりだったので、深〜く考えさせられる複雑系ワインは久しぶりに楽しいです。でもまだ固いかな？楽しいワインは飲むのに時間がかかるので高くても、コストパフォーマンスは同じですね。(^o^)

シャトー・プティ・グラヴェ・エネ2009