Ch. La Baronne Piece de Roche Nature
シャトー・ラ・バロンヌ ピエス・デ・ロッシュ ナチュール

樹齢120年のカリニャンから作られているという、こちらのナチュール。 ナチュールは独特のテイストのものが多いので普段はあまり好んでは戴きませんし、カリニャン自体も独特の熟成臭のようなものがあり、どちらかと言いますとあまり得意ではありませんが、果たしていかがでしょう(* ﾟ∀ﾟ) ﾄﾞｷﾄﾞｷ 開栓しますと、先ずナチュールならではですが、かなりの還元臭がします。 実際に戴いてみますと、初日はかなりの還元臭が前面に来ますが、テイスト的にはカリニャンの苦手な部分は控えめで悪くありません。 もしかしたら１日置いたら…と思い、次の日に持ち越してみました！ で、正解(o^-')b ! 2日目になりますと還元臭もだいぶ落ち着き、飲み口のテクステャーも良くなり、透明度が高いのですがストラクチャーもしっかり現れ、なかなかに美味しいぢゃあーりませんか♪(o^-')b ! 何だか賭けに買った気分で、良かった良かった(*ﾟ∀ﾟ)ゞ ご馳走さまでした。

ラングドック。樹齢120年のカリニャンなのだとか。コルビエールのAOCを名乗れないからカリニャン単一は珍しいのだとか。 半額セールで1600円。安すぎだろ。 色はボルドーよりも黒が強い。樹液のような色。縁は鮮やか。 香りの広がりは素晴らしい。心地よい還元香。仄かな硫黄。還元のニュアンスがプラスにしか感じないほど良い。その奥に豊富な黒を中心としたベリー。ハーブ。ナチュールの中ではやや重心が低くトロッとしたような印象を受ける(香りの時点で)。 確かに重心は低めだが、軽いタンニン。 生き生きとした酸味。 主張しすぎず体にスッと入るエネルギー。こんなところまでエレガント化の波が来てるの？(笑) あえて欠点を言うなら、自分には甘い、ベリー感が強い事と、後味の充実感が足りないことか。 それにしてもラングドックはもはや一大産地なんじゃないの！？