Carussin Lia Vi Barbera d'Asti
カルッシン リア・ヴィ バルベーラ・ダスティ

『No.1023 優しさに包まれたければどうぞ』 10月も半ばになると本当に日が落ちるのが早い。だんだん年を取ると夕方というのが切ない時間帯になってくる。そんな夕方が早くなってくると、なんだか自分の人生も終わりを迎えるのかな…とふと思ったりする。 なんでだろ？ 仕事を終え、娘を保育園に迎えに行く頃は、とっぷり日も暮れている。楽しそうに今日あった出来事を話してくれる娘。こんな時間もあと半年…もうすぐ小学生。 センチメンタルになってる場合でもないか。娘も楽しい話を聞きながら帰るとしよう。 そんな今夜の我が家の夕飯のメニューは… ・ハンバーグステーキ ・たくさんのジャガイモ それにご飯と味噌汁といった具合。帰りがけに買ったセブンのフレンチフライ、そして妻が作った蒸したジャガイモ…たっぷりですなぁ。そしてその二つをバターで軽くソテー。たっぷりあるが、我が家ではすぐに食べつくすであろう…なんてね。そしてハンバーグは家族みんなが大好ききな、トップバリューのタスマニアビーフのハンバーグ。そして今夜はイタリアはピエモンテのカルッシン、バルベーラ・ダスティ・リア・ヴィ2017年をお供に。大好きな作る手であるカルッシン。今夜はバルベーラをいただくとしよう。 抜栓し、グラスに注ぐ。深い色合いの赤紫。フワッとチェリーやカシス、プルーンのような赤黒い果実の香りが漂ってくる。そして一口…素直なまでの少々野性味を帯びた果実味、キュッと口元をすぼめたくなる心地良い酸味。ほんの少しだが感じる花や土のニュアンス。そしてタンニンが穏やかに液体に落とし込んでる感じ。決して垢抜けたきらびやかなイメージではないが、十分チャーミングでそしてキュートな印象。飲み心地とバランスの良さがカルッシンって感じ。 ハンバーグとの相性が実に良い。何だかどちらとも欲したくなるんだよなぁ。そして妻が機転を利かせて作った、バターを絡めたジャガイモと実に良く合うのだ。じゃがいもとリア・ヴィのローテが止まらない。まさにメビウスの輪なり。 そして嬉しいことに、あまり飲み疲れない…自分のコンデションもあるかもだけど。ついつい杯を重ねてしまうのが、数少ないウィークポイントか…いや、それでいいじゃない。 飲めば飲むほどトリコになってしまうそんな一本。ごちそうさまでした。

2杯目はこちら。ワインは酸味だよねー！と名人と意気投合。バルベーラダスティがマイウー。

バルベーラ祭り！：その135 2016 カルッシン　バルベーラ・ダスティ　リア・ヴィ　ピエモンテ/イタリア 日曜日にいただいたワイン。 本当は日本酒や焼酎をガンガン利いていなきゃならないんですけどね…日曜日は、いつも通りの平常運転でした(苦笑) テニスでヘロヘロになっちゃったら、もう一夜漬けとかも無理なので、大人しくワインを飲むことに…∑(ﾟДﾟ) 最初は、日本酒のテイスティングに使っていたINAO規格のテイスティンググラスで、連れ合いと次男と3人でいただいたんですが、抜栓して2人にワインを注ぐと、間髪を入れず「うわッ！これ美味しいね‼︎」の反応。 ワンテンポ遅れていただいてみると、確かにすごく美味しい♡ テンションの高いサクランボやカシスの風味…弾ける果実味とジワッとくる酸味のコントラストがなんとも素晴らしいですね♪ 日常のワインとして、最高レベルのワインだと思います。 「カルッシンという名前は、カロッセーゼ（カロッソの人）のピエモンテ方言で、創設者マッジョーレがカロッソという町の出身であることに由来する。現当主はブルーナ フェッロ。“Lia Vì”は、この畑で見られる渡り鳥の名前」だそうです（ふむふむ） 土曜日には、こんな本まで届いてしまうし…やっぱりワイン、好きだなあ♡

完熟しきったまろやかな果実味と濃厚な旨味が詰まった最高傑作。 まさに探していた理想的なイタリア赤ワイン。 甘み、酸味、深みがバランス良く、かつしっかりとした旨味で地に足のついた濃厚で芳醇な素晴らしい飲みごたえです。