Bossanova Trebbiano d'Abruzzo
ボッサノーヴァ トレッビアーノ・ダブルッツォ

『No.805 ジャケ買いは終わらない』 先週の月曜日の話。   先日、久々にOriginal LoveのCDを買った。CD4枚とDVDが付いた豪華なベスト盤。ご丁寧に2冊のブックレットも付いて、本のような大きさのケースに入って。中身も十分魅力的なのだが、僕が引かれたのはその装丁。特に表紙の羽ばたく鳥のイラスト。いわゆるジャケ買いというやつだ。   思えば、20代だった頃、CDのジャケ買いよくやってたなぁ。特に洋楽。ジャケットのセンスと帯の宣伝文句を頼りに買っていたなぁ。たまにハズレもあったけど。Original Loveもそんなころによく聴いてたわけで。今聴いても十分聴きごたえがあるし、妙に懐かしい気分になったり、聴いたことない最近の楽曲に心ときめいたりするわけで。   音楽っていいなぁなんてこと思ったり。   そんなこの日の夕飯のメニューは…   ・豚とブリの香草パン粉焼き ・ローストビーフ ・野菜のグリル   そして白ご飯と味噌汁といった具合。そしてこの日はイタリアのヴィーニ・ボッサノーヴァのトレッビアーノ・ダブルッツォ・DOCの2019年をお供に。実はこのワインもエチケットが気に入って買ったもの。最近はCDでなくワインをジャケ買いしてるなこりゃ。   トレッビアーノ・ダブルッツォ100％の一本。抜栓しグラスに注ぐ。強くはないが白桃のような甘い果実の香りが感じられる。そして一口…香り通りの白桃のネチャッとした甘い果実味に少し若草のようなハーブのような爽やかな植物的なニュアンス。コリっとしたミネラル感も感じられ、実に飲みやすい。   こういう手合いのものって、何が嬉しいって幅広くいろんな食事との相性が抜群だということ。カリヤカ家の定番である野菜のグリルに実に良く合うもんだから、ついつい飲んでしまいがち。そして香草パン粉焼きに面白いくらい良く合うもんだから、これまたついつい飲んでしまいがち。レタスをローストビーフで巻き、マヨネーズと共に。これがまた合うもんだから、またまたついつい飲んでしまいがち。   結局何かにつけて、ついつい飲んでしまいがちになっちゃうわけで。   ワイン単体の主張は強くはないだろうけど、こうやって食事を引き立てるんだから始末に負えないやね。うーん、憎いやつ！ 当分ジャケ買いは続くなぁ。ごちそうさまでした！