Azelia Barolo San Rocco
アゼリア バローロ サン ロッコ

まだまだ若い。

アゼリアのバローロ・サン・ロッコ・2004。 誕生日の記念にこちらのバローロを頂きました。 アゼリアのクリュ・バローロは「ブリッコ・フィアスコ」という畑のものがとても有名でそちらをネットで探してたんですが、こちらの「サン・ロッコ」のグレート・ヴィンテージをそこそこ安く見つけたので買ってしまいました。サン・ロッコの畑はセッラルンガ・ダルバの北部、舌状台地の先端部分に当たるので斜面の向きは様々です。 色はレンガ色。繊細な樽香、そしてスミレ、カシス、ミルクティーな香り。 優しい舌触り。タンニンはまだ残っていますが、酸味はわずかに顔を覗かせる程度。ほんのり甘い果実味を感じるのが特徴的。思った以上に厳格的で、奥深さと力強さを感じるバローロです。もっと若いヴィンテージのものでも美味しいワインかと思います。 ちょっと中途半端なタイミングで開けてしまったかなぁという気がします。

これはかなり好み。 香りはバローロらしい野生的な臭み。酸化臭。キノコなど。 しかし口に含むと途端に優雅な面が現れる。 バローロの奥深さを教えられたワインでした。

メインのワインは持ち込みしたバローロ・アゼリア・サンロッコ95です。 抜栓４時間、ブルゴーニュグラスに注ぐとスパイスに加えてリキュールの香りもしっかり感じます。 タンニンは溶けてシルキーな飲み口、バランスの良い酸が心地好い。イタリアンを頂きながらしみじみ美味いなぁ～と心地好い時間を過ごしました。

飲み頃。調和があって、芯に腰がある。 丸いタンニンと柔らか酸。中華のクミン風味ラムチョップと好相性。