山梨県甲州市塩山にある家族経営のワイナリー。昭和初期創業。元々は、工業用アルコールとブランデーを生産していた会社だったが、現在はワインの生産が主体。ワイナリー名は、戦国大名武田信玄の菩提寺である恵林寺の近くに位置することから「機山(信玄の戒名)」、ブランデーの「洋酒」、工業用アルコールを造っていたことから「工業」と名付けられた。自家ブドウ園を主体に東山梨地区で栽培されたブドウのみを使い、極めて高品質なワインを造り出している。また、「自分たちが買えない値段のワインは造らない」との経営哲学から、一部特殊なワインを除いて、価格が2000円以内に抑えられている。低価格でありながら、日本の食卓によく合う機山の良質なワインは、大手を含めた山梨のワイナリーの中でも、非常に高い評価を得ている。