マイナー産地で手を抜かない生産者とそれを見抜いて熟成させたショップの傑作。自然派南仏の気どらず純粋な旨味。 全体的に薄く、濁りがある。 果実味はチャーミングでありながら線が細く、繊細で上品。赤系をメインとして少し黒の交ざるベリー。ムスクのような還元臭。軽いので慣れてる人には良いニュアンス。 旨味の出方がとにかく素晴らしい。透明感がある綺麗な旨味。全面から放たれており、どこか集中力がある。気どらず、田舎っぽい素朴さがあるワインなのに旨味の質は別物。 素晴らしい薄旨。薄いことで旨味をより純粋に感じられ、少しの物足りなさが杯を進ませる。 クロドテュエブッフのグラヴォットに近いものがあり、逆に最高のピノの産地とされるブルゴーニュとは何なのか？と思うほど。 強いて文句をつけるのなら、香りにやや隙がある、タンニンがザラつくといったところだけど、これらは微々たるもの。 ジュラの造り手がペイドックのブドウで造るワイン。何品種かのブレンドらしい。 物凄く良いワインなのにあまり情報が無い。何故南仏のブドウで造ってるのか？ピノ系とは思うが品種は何なのか？ 田舎の酒屋でリリース当時の値段(たしか2300くらい)で発掘。安いなんてもんじゃない。ブルゴーニュなら5000円じゃ飲めないだろう。大感謝。

hamuito

面白そうなワインですね✨ 還元臭の程度が気がかりではありますが、 ブルゴーニュの村名(程度？)に劣らない 旨味を感じられるワイン、飲んでみたいです(^^)

ほろ苦ココア

最近飲んだワインの中でも一番心に残ってます。 還元臭はナチュール好きな人には気にならない程度ですが、最後まで残りました。 ブルゴーニュで言うと、旨味は村明かそれ以上ですが、果実味等の要素が少ない(良い意味で削ぎ落とされてる)ので全体としては広域の上位かな？という不思議な感覚です。

hamuito