『No.977 センスの良さが飲み手に伝わる』 以前、妻が職場の研修で二枚の食パンに、それぞれいい言葉と口汚い言葉を発して、どうなるかを見てみよう…という実験を行っていて、オチとしては悪い言葉をかけたパンのほうが痛みがひどくなり、良い言葉をかけていきましょうね…といったところだったのだろうが、実際ふたを開けてみると、良い言葉をかけたほうのパンが痛んでいるといった最悪の結果(研修する方の側が)に。 まぁ、口汚くののしった方が、言われた側はなにくそ…という気持ちで、生命力を強く持てて耐性もでき、甘い言葉をかけられた方は純粋培養で弱くなる… そんな昭和の教育思想が息づいた結果になってしまったのか…知らんけど。 そんなこんなで今夜の夕飯のメニューは… ・鶏肉とジャガイモのグリル ・トマトとモッツァレラのグリル ・ささみとブロッコリーの玉子サラダ それに味噌汁といった具合。週の初めなので、簡単であっさり系とのこと。そして今夜はブルゴーニュのドメーヌ・ド・ランクロのシャブリ2018年をお供に。こういった少々蒸し暑めの夜は、よく冷やしたシャブリなんぞを…って、そういえばシャブリってあんま飲むことないんだよね。シャルドネ100％、今夜の食事に合うのかしらん。 抜栓し、グラスに注ぐと…少々薄めのレモンイエロー。サラリサラリの液体からはうっすらと蜂蜜レモン的な香りが。ただそこまで強くはないけれど。そして一口…スルっと入ってくる滑らかなテクスチャー。レモンやシトラス、蜂蜜の風味。時折感じるバニラや花のニュアンス。コリっとした控えめながらもそれなりのアナウンスを感じるミネラル感。スマートさとチャーミングさを感じさせる飲み口…僕は好きだなぁ。 エレガント…というよりはスマート。ガンと表立った主張はあまりないが、やるべきことはしっかりやり、しかもその主張が実にさりげなく押しつけがましくない感じ。そういうところが僕は好きかな。 今夜のあっさり系のメニューにはばっちりだったかな。ローズマリーの風味を効かせた鶏肉のグリルや玉子サラダとも相性良かったが、一番はトマトとモッツァレラのグリルかな。さらりとしたテクスチャーと爽やかな風味、そしてキリっとした後味が、また一口また一口…と食事を誘う。まるで悪魔のよう…良い意味で。 作りの丁寧さとセンスの良さが飲み手に伝わる、そんな一本。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ

フ〜ム！なかなか面白い結果でしたね〜 ٩( ᐛ )و ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻｲﾏｽー

３／３

3/3ワインさん→どうもおはようございます！こんな結果になってしまいましたwww 妻の職場の他の人にもこんな結果になってしまったところもあるみたいでした。講師の人からしたら残念な結果になって、少々申し訳ないような...そんな感じです。

カリヤカ・ズノリ