ルネ・カシューは、ヴォーヌ・ロマネ村で4代続く栽培農家カシュー家の一族です。 以前は生産のほとんど全量をルイ・ジャドやニコラ・ポテルといった優良ネゴシアンにバルクで販売していましたが、2004年にジェラルド氏が当主となってから元詰めを開始し、めきめきと頭角を現してきた気鋭のドメーヌなんだとか。 このヴォーヌ・ロマネは、ラ・クロワ・ブランシュとラ・プレ・ド・ラ・フォリの2区画のブレンド。酸が強さがやや気になりましたが、落ち着いてくると赤系果実やすみれの花、追って上品な紅茶の香りが加わり、複雑で華やかな雰囲気を醸し出してくれました。

ユニッチ