『No.647 トリッパのおそばに』 仕事帰りに歯医者に治療へ。いったいいつになったら、この歯科医通いから解放されるのだろう？今の感じだとまだまだ先は長い...というか、棺桶に入るまで永遠に続くのではなかろうか？という疑問が頭をもたげてくる。 次は再来週の火曜日。ここまでくると最後の治療には泣いてしまいそうになる...わけはないか。 今日は、歯医者近くのイタリアンでテイクアウト。だってトリッパのトマト煮込みが食べたかったから... てなわけで今日の夕飯は... ・県産黒牛ビステッカ ・仔羊のアロスト ・トリッパのトマト煮込み 僕は仔羊とトリッパをメインに。妻は甘鯛のグリル、娘はオムレツをメインに。ビステッカはみんなでシェア。そして今夜はイタリアのクローチのヴァルトッラ・ロッソ2016年をお供に。ガツンと肉メインのメニュー(僕だけだが)には、ガツンとくるような赤でいっときたいな。 ちなみにセパージュは... ・バルベーラ→60% ・ボナルダ→40% 抜栓し、グラスに注ぐと、赤黒い濃い色合い。なんとなく味わいも想像できそうな。そんな具合で、まずは香りの方から...おぉ、まず鼻に飛び込んでくるのは、赤や黒の果実香。ダークチェリーや黒すぐり、ブルーベリーのような香り。フレッシュでチャーミングというよりは、少し重めで湿り気を帯びたようなしっとりした香りかな。そして一口...あぁ、しっかりとした骨格の味わい。豊かな果実味に、スパイシーなニュアンス。少し土っぽさも感じたりして。 ただ、決してヘビーまではいかないので、比較的飲みやすいのではないかなと思ったり。肉との相性は言わずもがな。トリッパのトマト煮込みとは抜群の相性。トリッパ→ヴァルトッラ→トリッパ→ヴァルトッラ...のメビウスの輪が続きそうなので、仔羊にチェンジすると、またも仔羊→ヴァルトッラ→仔羊...と新しいメビウス。こりゃヤバいなってことで、ビステッカにシフトすると...やめとこう。また新しいメビウスの輪。 やはり肉との相性がいいワインはいいやね。そしてこのしっかりとした骨格でありながら、どこか軽快感があるので、スルスルルと美味しくいただける実に罪なワイン。 クローチって、こういうワインが実に上手！過去に何銘柄か飲んだけど、ほんと食事と合わせるのが楽しくなってくるんだよなぁ。 飲んでて楽しくなってきた！また飲みたいな。ごちそうさまでした♬

カリヤカ・ズノリ