フランス南部のコート・デュ・ローヌ地方南部シャトーヌフ・デュ・パプ地区、クロ・サン・ジャン シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ2018をグラスで。グルナッシュ75%、シラー15%、ムールヴェードル4%、サンソー3%、ヴァカレーズ2%、ミュスカルダン1%。 色味は明るいルビー、香りはブラックベリーのバランスにブラックチェリーのニュアンス、柔らかく香るホワイトペッパーのスパイス香、香ばしい樽香。 飲み口は厚みある口当たり、ふくよかな果実味に厚みあるが溶け込んだシルキーなタンニン、綺麗に輪郭を縁取る酸味。アルコールが立つようなこともない、まろやかな口当たり。 ヌフパブらしいしっかりとした骨格でありながら、尖ったところのないまろやかさで、エレガントにまとまっており、濃いがスルスルと入る濃いスルなワイン。 シャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウが使えるものの、多品種使いの平凡な生産者だとバランスを崩すものも多いようだが、このワインは6種類を使いながらパズルのように綺麗に収まった、美味いワイン。

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