ビルカール・サルモン　エクストラ・ブリュット 産地　フランス　シャンパーニュ 品種　PN 25%, Ch 35%, M 40% アルコール度数　12% 外観は輝きと透明感のあるトパーズで，細やかで優しい泡が立ち上ります．香りは開いており華やか．アカシア，レモン，黄桃や洋梨，アプリコットやいちじく，デーツを思わせるねっとりとした甘い香り，イーストやトーストを思わせる香りもします．アタックは滑らかで，ドライな口当たり．キレのある凛とした酸味は力強いミネラル感やこっくりとした果実味と調和．ジンジャーのスパイス感，カモミールの風味，そして心地よい苦味を伴うレモンコンフィのようなフレイヴァーを伴う長い余韻． ビルカール・サルモンはアイ村にて1818年創業，「アイの宝石」と呼ばれています．パリの三つ星レストランのシェフからのリクエストで誕生したこちらのエクストラ・ブリュット．ノン・ドサージュで40カ月以上の熟成とのこと．さて香りと味わいからの僕のセパージュ予想はPN 30%, Ch 50%, M 20%．キレの良い酸味からCh比率を高いと予想しましたが，見事に玉砕でした．Mの比率がこれほどまでに多いとは…！このシャンパンのもつねっとりとした甘い香りや苦味の際立つ味わいが，Mを理解するヒントとなるのでしょうか？ イタリアワイン土着品種研究会！笑　ちょっと惹かれます^_^

齋藤司