さて、椀子シャルドネと飲み比べの長野シャルドネ2016。こちらは椀子と比べると色合いは赤みがっており濃い色に。 濃厚な味わいを期待させます。 さて、香りは椀子ほどは立っていないが、やはり同じくシャルドネ品種100%で同じメルシャンということで香りのベクトルは同じ感じ。 香りだけで違いを嗅ぎ分けろと言われるとかなり苦労しそう。 さて味わいは、というと、色合い通り椀子よりもしっかりとして濃厚な印象。出汁ぽさや塩味もあり、日本のテロワールをよく表現している気がします。 椀子との飲み比べなのですが、単純な飲み比べだと長野シャルドネの方が、しっかりとしていて主張がある分、長野に軍配かと思いきや、 本日のマリアージュの柿の葉寿司にはなんと椀子の方がマッチ。長野だと少し重すぎるのと、何故か苦味が立ってしまうと言う結果に。 マリアージュする食材を介してワインを評価すると、 ワインだけの評価とは全く違う結果になると言う、良い例でした。 基本に立ち返る大切さを今日も学びました。

本多 眞孝

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