ボルドーワインについてパーカーさん信者が敬遠しそうなメドック格付けシャトーの二大巨頭といえば、ペデスクローとこのクロワゼバージュでしょうか。 今回の2001年ヴィンテージはなんとPP78！ この年代もののメドック格付けとしてはかなりの低得点(笑) クロワゼバージュといえば、有名な二つの畑のお隣さん（ひとつは有名過ぎる羊ともうひとつは名前の類似した某スーパーセカンド）と共に紹介されがちな宣伝文句ですが、味わいのベクトルはそれらとは全然違います。開けたてはこちらの2001年も飄々とした熟成具合でピークをやや過ぎた感じ…70年代ボルドーの弱いヴィンテージのニュアンスも感じられ、このままヘタるかなと思いきや1時間くらい過ぎると開いて果実味が強くなってきてなかなかに素晴らしい。 パーカーさん低評価の伝統のためか？、今も良心的な価格で買えるグラン・クリュクラッセとしては貴重かも知れません。

くれぺん