三本目は鴨のお肉に合わせてピノ・ノワールが出てきました。調べてみるとセリエール・デ・ウルシュリーヌは、70年代に創業したワイン商。自ら畑を所有せずぶどう農家からぶどうを買い付け、ブリニー・レ・ボーヌでワイン造りを行うネゴシアンですが、ぶどうの供給元（農家）にも恵まれ、年間6万本を生産しています。同社の、目的とするワインは、「堅苦しくなく自宅でくつろぎながら、飲むことのできるワインを造り」。そのことから、リリースするワインは、飲み頃を迎えたオールドヴィンテージを中心にし、樽香、ブドウ本来の旨味が最大限に出ている、ポテンシャルの高いワインをリリースしています。購入する、葡萄栽培農家は、リュットレゾネを実践し、伝統的な方法で丁寧に栽培された古樹のみを購入。ぶどうは収穫量、6月のグリーンハーヴェストも徹底的に指導され、収獲は全て手摘み、実を傷つけないよう丁寧にかごに入れられ、そして、選果も厳しく行われた葡萄だけが、ウルシュリーヌに回されます。赤ワインは12日～19日間にわたって徹底した温度管理の下発酵され、その間1日3回ピジャージュが施し、デブルバージュ後アリエ産のミドルトーストの樽で熟成されます。ウルシュリーヌは、徹底したワイン造りを、40年間、頑なに守り続けているネゴシアンで、ブルゴーニュでは大変認知度が高く、古酒を所有しているたくさんの農家と契約を結び、多くの古酒を購入する事が可能。そのため、古酒のストック量と、品質の高さは、驚くべきもので、“ジョセフ・ドルーアン”、“ルイ・ラトゥール”、“ルイ・ジャド”、“アルベール・ビショー”など、名だたる有名ネゴシアンもウルシュリーヌからワインを購入する程、同社のワインの品質は、同業者からも認めらていますとのこと。程よく熟成されてジビエにぴったり！美味しかったです

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