2018 ローズマウント・エステイト　ダイヤモンド・レーベル・シラーズ　　サウス・オーストラリア / オーストラリア 火曜日のワイン。 今週は「シラー（シラーズ）強化週間」です(笑) ローズマウントのダイヤモンド・レーベル・シラーズは、6年ほど前に2015をvinicaに投稿していますが、その頃はマクラーレン・ヴェールとラングホーン・クリークという、ふたつの地区が併記されていました。 今回いただいた2018は地区名が消えてサウス・オーストラリア州の「広域」表示に変わっています。 ただ、ワインの印象はその時とほぼ同じ。 外観は、黒みがかったガーネット。凝縮感が強く光沢のある見た目。 収穫から4年、少し熟成感が出始めて落ち着いた印象を受けます。 香りは、最初にラズベリーや、ブラックチベリー、ダークチェリーといった瑞々しい果実のフレーバー。 次いで、ブラックペッパーやリコリス、クローヴの、黒っぽいスパイシーさが溢れます。 適度に果実とスパイスのバランスが取れた香りですね。 口に含むと、まろやかで滑らかな口当たりに、豊かでヴィヴィッドな果実味とキレイな酸、抑えの効いたタンニンがしっかり噛み合って、とても輪郭のハッキリした味わい。 香りではほとんど感じないラズベリーチョコの風味も、口の中では濃厚に感じられ、やはりシラー（シラーズ）といえばコレだなぁと、しみじみした気持ちに…。 非常にドライで、キレの良さがこのワインの持ち味ですね。終盤から余韻にかけては、鉄を思わせる、柔らかな金属のようなミネラル感も主張し始めます。 果実感だけとか、スパイシーさだけではない、複雑で素晴らしいバランスの味わいだと思います。 日曜日にいただいたイタリアのシラーと比べると、より刺激的且つフレッシュな感じかな？ とても「シラーズらしいワイン」ではないでしょうか？ この内容で2千円を切る本体価格というのも、コスパ的に申し分ありません。

iri2618 STOP WARS