イタリア中部のトスカーナ州、カパルツォ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2013。サンジョヴェーゼ・グロッソ100%。 色味はエッジがやや退色してオレンジがかった濃いルビー、香りはブルーベリーのバランスにドライレーズンのニュアンス、スモーキーな樽に葉タバコ、軽く黒コショウのニュアンス。 飲み口は中庸～やや重なボディ、やや濃縮感ある果実味に、溶け込んでいるが意識するとしっかりと感じられる酸味、タンニンは厚みあるがきめ細やか。余韻も程よく長い。 もともと飲む二時間前くらいに抜栓するつもりが、すっかり抜栓を忘れており30分前と中途半端な時間に抜栓したが、結果オーライなバランスで頂けたと思う。 やや樽のニュアンスが強い、具体的にはローストや生木のグリーンさを纏った香り等が、特にスワリングすると顕著に表れるが、まろやかに微笑み返してくれる素敵な女王様＝美味いブルネッロ。

TKR