ブラン・ド・ノワール 1999年からアンセルム・セロスの元でシャンパーニュ造りを学んだ、ベルトラン・ゴトロ氏。2001年がファーストヴィンテージ。セロスが自らの弟子として認める数少ない精鋭。 ワイン名はフィデル（忠実）の意。テロワールに忠実であれというコンセプトで名付けられたそう。 麦わら色の色調。酵母由来のイースティーなアロマがしっかりと感じられる。白桃、アカシヤ蜜、アニス、ヘーゼルナッツ、力強さのあるアロマ。キメ細かく、柔らかな心地よい泡感。 酵母の旨味が濃い。ブランド・ノワールらしいコクのある味わい。厚みのあるチョーキーなミネラル。長い余韻。 エレガンスと力強さを併せ持つ印象的なシャンパーニュ。

竹山 朋子