不思議とふんわり海苔の香りがする。あとは湿った木材の香り。酸がキュッと絞られているが強すぎず、素直な味わいのシュペートブルグンダー。ベッカーはやはり作りとマーケティングがうまい。肉の脂をサッパリさせるような構成になっている。家で作るようなローストビーフとこれがあったらとても楽しいだろう。ミートローフもいい。16℃くらいで楽しみたい。アルザスの名物料理キッシュロレーヌと合わせるのもいいかも。 味のふちがパシッとしているので輪郭がハッキリしており、冷えているとよりいっそう感じる。大樽で仕込むシュペートブルグンダーに共通するニュアンス。普段のベッカーシラーとはまた違ったキャラクター。

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