パラッツォ・ヴェッキオの、ヴィーノ・ノービレ・ディ ・モンテプルチアーノ・マエストロ、2013vt.です。 パラッツォ・ヴェッキオは、訳すと「古宮」 1952年から始まったワイナリーですが、建物自体は1300年代から存在していたようです。 プルニョーロ・ジェンティーレという、サンジョヴェーゼのクローンをメインに、少量のカナイオーロネーロなどをブレンド。 黒い果実の強いアロマ。熟した甘い香りもあります。木樽12ヶ月以上を含めた24ヶ月の熟成を経てリリースされる、このDOCGワイン。もちろんウッディな香りも顕在です。 力強いアタック。 熟した果実、煮詰めたブラックベリージャムのニュアンスと共に若々しい酸味がドーンと来ます。スクエアなストラクチャーを感じます。 タンニンはとても細やかな粒子を感じますが、その表面が角張っているような感覚。ゆっくりいただいていると、元気な酸は落ち着き、タンニンの表面も丸みを帯び始めるが、いつものようにサクサクいただくクセは中々抜けず、このワインが落ち着く前には、もうビン内は空気だけに、、、。

okok530