アウト・ドア・ダイニングで、久しぶりの少人数ワイン会。 ルージュは3本。先ずはドメーヌ・オーギュスト・クラープ・コルナス2015年を頂きました。元詰は1968年からですが、歴史は250年以上というローヌを代表する造り手の一つです。 とてもダークな紫掛かったガーネット。 黒果実主体で、ペッパーやアース、少しゲーミーなニュアンスのローヌらしいアロマ。 とても快活な凝縮感のある果実味に、自然に溶け込んでいる甘みを帯びたタンニン、そして少しミルキーな乳酸美。若いながらも複雑味のプロファイルがきちんと形成されていて、今でも驚くほどにアプローチしやすい全体感。 とても綺麗なストラクチャーで、しみじみとノーザン・ローヌのシラーを噛み締めていただける大変素晴らしい出来栄えです。もちろんゆっくりと熟成をさせてみたいのも確かですが。 最初にクラープのコルナスを頂いたのは95年のヴィンテージですが、昔はとても閉じ気味で、最低10年は待ってからと言われていたくラープのコルナス。これも時代の流れでしょうか。

Marcassin