熟成力を実感。サンジョベーゼの魅力が充実。 エッジに茶が差しつつも、依然濃い目の色調。黒果実に焼いた熟成肉、タップナードも少々。酸がしっかりしていて、タンニンの渋みが舌に余韻を残す。いまだに元気で、長熟ぶりを見せつける飲み口。 たかがフォンタローロ、ではあるが、フェルシナがコスパに優れていることを再確認。11日にワインの師匠と2004年のSGVを飲むので、その予習。 アニョー・ド・レのローストには、ちょっとパンチが強かったか。蕎麦粉をまぶしてポアレしたカスベ、フォアグラ・トリュフのリゾット、ロワールの白アスパラとハマグリなど、誠にクラシックな料理を楽しむ。 無意味な自粛より、免疫力を高めて、正しく恐れたい。

Pasteur