『No.1027 友達は大切に』 そんなこんなな土曜日。あいにく自分は仕事、妻も仕事ということで娘は保育園。   いつもだったら休みなので、保育園行きたくないかなぁ…なんて思っていたらそうでもなかった。どうやら土曜日はいつもより園児が少ないので、きがねなく遊具を使えるのが理由らしい。そして今日は仲の良い友達も来るらしいので。   いつの間にかこうやって親から友達に依存が移っていくのかな…なんて思いながら、娘を保育園まで送り届け、職場へ向かう。   ほんと親の手から離れていくのは早いものなのだな。   そんな具合で、今夜の我が家の夕飯のメニューは…   ・ローストビーフとローストポーク ・手巻きおにぎりセット   今夜は妻も残業で帰りが遅く、こんな具合のメニュー。ローストビーフとローストポークは実家の母が作り届けてくれたもの。感謝。そしてドイツはフランケンのツヴァイ・ナトゥキンダー、ドライ・フロインド2020年をお供に。3人の友達という意味の名前のワイン。以前2016年を飲んだことがあるが、とても美味しかった記憶が。セパージュはシルヴァーナ64％、バッカス35％、ミュラー・トゥルガウ1％といった具合。   抜栓し、グラスに注ぐ。少し濁りのあるレモンイエロー、思ったより淡い色合い。うっすらとレモンやマスカットの香りが。そして一口…あぁ、軽快で、五臓六腑に染み渡る滋味深い味わい。美味しいなこれ。   レモン、白ブドウ、ライチや黄桃のような少しエキゾチックな要素もある果実味が口いっぱいに広がる。気持ち良い酸味にコリッコリなミネラル感。少々固めな液体感に旨味もたっぷりで実に飲みやすく、じわっと体内に染み込んでいく感じ。アフターのグレープフルーツ的なほろ苦さが心憎い。   赤身の残るローストビーフをワサビ醤油やカイワレやチーズを巻いてみたり…うん、実に良く合う。脂の乗ったローストポークにはマスタードで…いいなぁ、そしてドライ・フロイントを流し込む。こういう肉類に実に良く合うなぁ。寄り添いつつ、口中のリセットをしつつ。生野菜類とも相性良いですよ。   キリっとした飲み口ながらも、旨味が豊かで、バランスの良い飲み口が実に印象的。   また飲みたいな…こんな気持ちにさせるってなんだか嬉しかったり。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ