今夜はまた初めて頂くトーマス・フォガティさんのカベルネ・ソーヴィニヨン。チョコレートにアーモンド、バニラの香りに、ハーブやミルキーな香りが混ざって、とても複雑な、今まであまり嗅いだことのなかった香りマリアージュがあります。しいて言えば、アジアンテイストのお香的な？ 飲み口はマイルドで滑らか。ベリーの香りも追いかけてきて、酸味はだいぶ柔らかく、青みはハーブに立ち代わり、それでいてジャムやダシのような旨味があります。 チェダーチーズと合わせると、まさにカリフォルニアのオレンジが現れてきます。ソーセージだとスパイシーさが出てきますが、元々15%という濃度のせいか、焼酎的なふくよかな香りも伴ったりしますかね。 なんだかこういう感覚は久しぶり。複雑さの奥に、花の甘い香りがじんわりと心地良いです。ヴィンテージは2009年。 そんな感じのワイン。

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