イタリアワイン。メルロー60%、プリミティーヴォ30%、ネグロアマーロ10%。陰干ししたぶどうを使用した濃厚な果実味、らしい。 駅前のオシャレなライフで約1300円。 外観はグラス底が見える程度に透明度が高いが、黒みが見える深みのある色濃いルビー。脚は輪郭がしっかり立ち、数本だけゆっくり垂れる14.5%。 香りは澄んだフルーティなものだが、棘の無いが切れ味のある酸の風味も。強くはないがレモングラスのようなハーブの香りもある。 アタックは爽やかで穏やかな酸味、アルコール感が立つが嫌味ではないのでスッとした清涼感と言える。酸の去った後にじんわり渋味と酒精の熱が残る。 甘味自体は無いが、フルーティな香りと飲み口。甘くはないが甘酸っぱい印象で、酸のある赤いベリーといった感。 渋味は後味に目立ち、ロースト感のあるしっかりめで細やかな印象。ただ樽感やタンニン感はあまりないので、ざらつかない飲みやすい渋味。 木材的だが樽とも果実感とも言い難い、どっしりだが中性的な渋味。 酸味は爽やかで、切れ味はあるが穏やかな後に引かないすっきりした酸。クエン酸的だが強くはなく、爽やかな飲み口から、どっしりめの渋味へすぐバトンタッチする。酸の印象は、南国的だが青く全く熟れてないフルーツのような。 全体的にさっぱりしており後に引かないが、どっしりした飲み応えはある。飲み口は中口で、ボディはフル寄りのミディアムボディ。フルーティとどっしりめの渋味はあるが、味わいとしては複雑味は無く、単調ではある。

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