Dom. des Tours Vin de Pays de Vaucluse Rouge写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインDom. des Tours Vin de Pays de Vaucluse Rouge(2016)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
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詳細
シチュエーション
飲んだ日2022-04-07
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所MARUYAMAYA
購入単位
価格帯
価格
インポーター野村ユニソン

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2016 ドメーヌ・デ・トゥール ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ ルージュ コート・デュ・ローヌ/フランス 木曜日のワイン。 豚ロースのステーキ(山葵焼き)、ベーコンとキャベツ&春菊の蒸し煮、ヒラメの昆布〆の晩ごはんと一緒にいただきました。 いつの間にかヴァン・ド・ペイまで、凄まじく入手難度の上がってしまった、エマニュエル・レイノーの手がけるワインの中でほぼローエンドの価格帯のヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ。 ぱっと見が前日いただいたスペインのピノ・ノワールに激似(笑)ですが、中身から受ける印象はかなり違います。 外観は、黒みがかったルビーで、全体にオレンジのトーンが入っています。紫の色味をベースに考えると、淡いガーネットとも言えるかも? トロミが強そうな粘性の高い脚が流れ、かなり飲みごたえがありそうです。 香りは初手からガツンとくる濃厚なベリーMIX。 とても熟れた果実のムンとするアロマに、赤い花のブーケ。 穏やかな茶色のスパイスや、マッシュルーム、土のニュアンスも含まれていて、かなり複雑で蠱惑的かつ頽廃的な香り。 口に含むと、タンニンは滑らかで酸は弱め、口あたりは優しく、柔らかなミネラルに包まれた熟々の果実味に突出した旨み。 そうなんです。強烈な旨みの「圧」の強さに、思わずたじろぎます。 舌に予想外の苦み、いや軽い痛みを覚えるほどの旨みの強さで、間違って何かの原液を口にしてしまったような「やっちゃった感」のある味わいです。 でも、大丈夫。 何も間違っていないですし、当然、変なクスリやヤバい成分が入っているわけでもなく、エキスの純度や圧縮度が単に高いだけだということに、暫くすると気付きます。 しかし、何でしょうね? 抽出が余りに強いのか? 果実の凝縮が過ぎるのか? この旨みの強さと濃さは異様です。 ちなみに、アルコール度数は14%と、やはりかなり高め。 「過熟」の一歩手前だと思いますが、ギリギリまで攻めた感じの、エッジの立った緊張感のある味わいです。 正直言って、「美味しい」とか「美味しくない」とかの官能評価を保留したくなる、評価基準の見直しを迫られるワインだと感じました。 「好き:嫌い」で言えば「好き」、「得意:苦手」なら「苦手」なタイプかもしれません(苦笑) 強過ぎる個性に合わせて、晩ごはんの後は「トリュフのタマゴ」とペアリングしてみましたが、これ、クドさの度合いがキレイに釣り合って素晴らしいマリアージュでした。 また、「過剰な旨み」と強過ぎる個性に着目して、早すぎたニュー・ウェイヴ、そして遅過ぎたグラムロック・バンドであった、ジャパン/JAPANのラスト・アルバム『錻力(ブリキ)の太鼓 /TIN DRUM』(1981年)を合わせてみました。 変拍子ばかりの超マニアックなリズムセクションや、デヴィッド・シルヴィアンの、うねるような特異なヴォーカルと見事な親和性を示して、ワインがイキイキと躍動しています。 ヴィジュアルが強烈過ぎて、その高い音楽性に比して、不当に過小評価されていた不運なグループと、個人的には残念に思っていますが、特にラスト2作(もう1点は『孤独な影/Gentlemen Take Polaroids』〈1980年〉)の完成度は凄まじかったですね。 特にこのアルバムは、私の80年代フェイヴァリット・アルバムBest10に入ります。 そんな「特異点」や「異常値」のような存在のワインと音楽作品のペアリング、やはり痺れました。

iri2618 STOP WARS

L

すごいレビュー!! このワインを飲んだイメージを完璧に表現して頂いた思いです!^ ^ 「好き:嫌い」で言えば「好き」、「得意:苦手」なら「苦手」なタイプ という部分、めちゃくちゃ同感です!(笑)ラヤスはシャトーラヤスを含めいくつか持っているのですが、デトゥールのこのインパクトによって、開ける勇気がなくなり困ってました(笑) 強烈な個性は、熟成を伴って馴染んでくるものでしょうか〜

Johannes Brahms Ⅱ

L

Johannes Brahmsさん コメントありがとうございます。とても個性的なワインですね。JBさんのレビューを拝見して、「エグみ」という言葉を忘れていたなあと思いました。ほんとにキョーレツで、飲み疲れするワインでした(苦笑) ペゴーのロゼをチェイサーにしたら、ちょうど良かったですよ∑(゚Д゚)

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