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3.5
『No.887 理解できぬが素晴らしいモノだと思う』 昨日の話。 そのワインを初めて手にしたのは、8~9年位前だろうか?結婚する前だったと思う。購入してから、段ボールにいれっぱで、その後2回引越しし、しばらくして食材保管所である階段隣の物置で見つけた一本。 そしてセラーで寝かすこと半年、もうそろそろ飲んでもいいのではないだろうかと思ったり。もしかしてピークは過ぎ去ったかもしれないし、それか保存状態も決して良いわけではなかったので、味わいにネガティブな要素があるんじゃないかなとも思ったり。 今回はそんな一本を。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・手羽元とアスパラガスのグリル ・豚肉ときのこのクリーム煮 それに味噌汁といった具合。そしてリュードヴァンのソーヴィニョン・ブラン2012年をお供に。なんというかソーヴィニョン・ブランって長期瓶熟成で問題ないのかなぁと思ったりするわけで。 おっかなびっくり抜栓し、グラスに注ぐ。色合いは少し濃いめのレモンイエロー。粘度はそこまで…といった感じか。香りの方は…うーん、あまり強くはないがレモン的な柑橘の香りと奥底からセメダインやビニールのようなニュアンスがうっすらと。幾分不安な気持ちを抱きつつの一口…うん?、あ、あぁ…そうかぁ…といった感じ。 飲み初めに感じるのはほのかな酸味と擦りおろした林檎のような果実味。少し強い苦味とゴリっとくるミネラル感。香りの時に感じたビニール的なニュアンスは味でもほのかに感じてしまう。そして喉元を過ぎても残っているいわゆる余韻という奴だろうか?このワインのポテンシャルの高さはしっかり感じる。ただ何というか、あくまで自分の主観なんだけど、全体的な味わいにばらけた印象が拭えない。自分の中で好みではないのだろうか? 塩麴で味付けした手羽元のグリルや、クリーム煮と相性は悪くない。ただ僕の中ではマッチョで骨格のしっかりさが若干過剰かなと思ったりする。 味わいも中盤に差し掛かると、ほんのり蜜のような甘さや、ハーブのような爽やかさが加わって、華やかな印象になってくる。でもどこかしらばらけた感が。 ごめんなさい。この良さが理解しきれなかったかも。ただワインのポテンシャルは高いのだと思う。ごちそうさまでした。
カリヤカ・ズノリ
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『No.887 理解できぬが素晴らしいモノだと思う』 昨日の話。 そのワインを初めて手にしたのは、8~9年位前だろうか?結婚する前だったと思う。購入してから、段ボールにいれっぱで、その後2回引越しし、しばらくして食材保管所である階段隣の物置で見つけた一本。 そしてセラーで寝かすこと半年、もうそろそろ飲んでもいいのではないだろうかと思ったり。もしかしてピークは過ぎ去ったかもしれないし、それか保存状態も決して良いわけではなかったので、味わいにネガティブな要素があるんじゃないかなとも思ったり。 今回はそんな一本を。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・手羽元とアスパラガスのグリル ・豚肉ときのこのクリーム煮 それに味噌汁といった具合。そしてリュードヴァンのソーヴィニョン・ブラン2012年をお供に。なんというかソーヴィニョン・ブランって長期瓶熟成で問題ないのかなぁと思ったりするわけで。 おっかなびっくり抜栓し、グラスに注ぐ。色合いは少し濃いめのレモンイエロー。粘度はそこまで…といった感じか。香りの方は…うーん、あまり強くはないがレモン的な柑橘の香りと奥底からセメダインやビニールのようなニュアンスがうっすらと。幾分不安な気持ちを抱きつつの一口…うん?、あ、あぁ…そうかぁ…といった感じ。 飲み初めに感じるのはほのかな酸味と擦りおろした林檎のような果実味。少し強い苦味とゴリっとくるミネラル感。香りの時に感じたビニール的なニュアンスは味でもほのかに感じてしまう。そして喉元を過ぎても残っているいわゆる余韻という奴だろうか?このワインのポテンシャルの高さはしっかり感じる。ただ何というか、あくまで自分の主観なんだけど、全体的な味わいにばらけた印象が拭えない。自分の中で好みではないのだろうか? 塩麴で味付けした手羽元のグリルや、クリーム煮と相性は悪くない。ただ僕の中ではマッチョで骨格のしっかりさが若干過剰かなと思ったりする。 味わいも中盤に差し掛かると、ほんのり蜜のような甘さや、ハーブのような爽やかさが加わって、華やかな印象になってくる。でもどこかしらばらけた感が。 ごめんなさい。この良さが理解しきれなかったかも。ただワインのポテンシャルは高いのだと思う。ごちそうさまでした。
カリヤカ・ズノリ