イタリア南端のプーリア州、マスカ・デル・タッコ ピアノ・キウーゾ リゼルヴァ2019。プリミティーヴォ100%。 色味は紫がかったガーネット、香りはブラックベリーのバランスに、熟したプルーンやドライレーズンの濃縮感ある果実の香り、しっかりとしたクローブのスパイス香、カカオ、樽香。 飲み口は厚みある口当たり、濃縮感ある果実味に、バランス良く綺麗に輪郭を作る酸味、タンニンも厚みあるがこなれている。 プリミティーヴォらしい濃縮感はもちろんあるが、良いプリミティーヴォに備わる綺麗な酸味があり、メリハリあるグラマラスなボディの美味いワイン。 樹齢90年超の樹が存在する畑の中でも、ベストな区画のブドウを使用しており、エチケットの「26 27 63」の3つの番号は、その区画の番号とのこと。 その畑は海から2kmで低地であり、また南端のプーリア州でもあるので非常に温暖な気候のはずだが、綺麗な酸味が出ているのが不思議。

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