過熟したイエロー&オレンジフルーツ、ブラウンシュガー、カスタードプリン、サフランのニュアンスも。 色んな人が色んな感じ方のできるワイン。 ワインの多様性を楽しめるワイン。 サラッと入ってきて、柑橘じゃないイエロー&オレンジフルーツの皮近くを食べてるような、ぎりぎりにへばりついてる果肉とタンニンとの甘渋い共演。 余韻は短いけど、甘いタンニンが残って、舌と口の中がほんわりと甘露。 いわゆる本場の北イタリアとかジョージアとかのオレンジワインよりは平坦で、歴史のタイムトンネルを駆け抜けるような深遠さはないけれど、雑味はないし、あえて言うと、ピュアなオレンジワイン。 春野菜中心の天ぷらと食べたけど、違和感なく寄り添う。付けたのは塩とレモン、時々黒胡椒、七味、山椒。 ヒトミワイン、やっぱ好きです！

くりさん