明るい柑橘と少しの石灰。イタリア流でナチュールと違う薄旨。 かなり薄い薄黄色。それにしては光沢が強い。 ヨード、桃、爽やかな柑橘系。軽いレモンやグレープフルーツ、オレンジの果汁。少し石灰。 旨味もしっかり。 非常に軽いボディ。エアリーで透明。 主張の弱い立体感。サラッとした酸。一見、普通のワインなんだけど、よく味わうと同じものは記憶にない。 強いていうなら南仏の自然派に近いニュアンスのものがあると思うが、果実のニュアンスが明るい太陽を感じ、石灰や酸が柔らかいところがフランス的でない。 隙がなく食事にも寄り添う良い薄旨。 鶏肉と素晴らしい相性。鶏肉は軽い。刺身はもみじおろしだと合って、山葵醤油だと臭みが出た。刺身だけなら山葵醤油の方が美味しいのに面白いものだ。味の濃いチーズともよく合って、ワインの良さも消えていないのも不思議。

hamuito