「リースリングは10年経ってから飲むべし」と思わず断言したくなる。若いうちから飲んでも美味しいに違いないが、リースリングの底知れなさは熟成してハッキリと表れる。アウスレーゼのファインヘルプなので甘いは甘いが、そんなことは些末でとにかく旨いのだ。これほど旨みを感じると楽しくなってくる。 アルコール度数13.5%もあるのか。最近ではもうこういう風に度数を上げてこないだろう。それにしても度数から想像する重さを感じさせない。食事はしっかりしたものがよく、厚切り牛の脂の甘みと案外相性がいいはず。 一週間以上経っても問題なく飲める。開けたてより味わいの濃さが結構出ている。かつてリタ&ルトロフ・トロッセンの別のワインを飲んだとき陶器で供されたので、真似して飲んでみた。これこれであり。

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