Like!:30
3.0
新年会のトリを飾るのは平成最後の年に飲むに相応しい、平成元年(1989年)のシャトー・カントメルル。 メドック格付け5級。それも滑り込みの格付け入り。蘊蓄を語るには持ってこいのシャトーですね(笑) 澱を沈めるために、出来れば1週間以上前にお店に持ち込んでおきたかったところですが、お店のタイプや扱いの心配(ワインの提供がほぼ無いに等しい観光客向けの和食料理屋さん)もあったので、持ち込みは当日の開宴3時間前。デキャンタも持ち込み(笑) ドキドキしながらキャップシール全剥がし。コルクの下1/3は液体が染みている。斜め方向にスクリュー貫通→ちょい戻し空気を入れる→慎重にコルクを抜いていくもやはり途中で折れる。これも想定内。残ったコルクを落とさないようにスクリューの回転方向のみに力をかけていく。慎重に引き上げようやく抜栓。そしてデキャンタージュ。沈み切らなかった澱が底から2cm以上あったため少し勿体ないが残す。 若々しさすら感じさせるやや明るめのガーネット。エッジの色合いも30年の時の経過を表しているようには見えない。 ドライプルーン、乾燥イチジクなどの干した黒果実の甘い香りとレザー、腐葉土。 しっかりと果実味が残っておりタンニンはとうに溶け込んでいる。酸はやや締まりに欠けた印象だが複雑な味わいは30年の熟成の恩恵か。 飲み頃は過ぎてるのだろうが、存在感・スケール感を存分に感じさせるボルドー古酒でした。あ、そう言えばメドック格付け自体が初体験でした(/´△`\)
Horii Hidekazu
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
新年会のトリを飾るのは平成最後の年に飲むに相応しい、平成元年(1989年)のシャトー・カントメルル。 メドック格付け5級。それも滑り込みの格付け入り。蘊蓄を語るには持ってこいのシャトーですね(笑) 澱を沈めるために、出来れば1週間以上前にお店に持ち込んでおきたかったところですが、お店のタイプや扱いの心配(ワインの提供がほぼ無いに等しい観光客向けの和食料理屋さん)もあったので、持ち込みは当日の開宴3時間前。デキャンタも持ち込み(笑) ドキドキしながらキャップシール全剥がし。コルクの下1/3は液体が染みている。斜め方向にスクリュー貫通→ちょい戻し空気を入れる→慎重にコルクを抜いていくもやはり途中で折れる。これも想定内。残ったコルクを落とさないようにスクリューの回転方向のみに力をかけていく。慎重に引き上げようやく抜栓。そしてデキャンタージュ。沈み切らなかった澱が底から2cm以上あったため少し勿体ないが残す。 若々しさすら感じさせるやや明るめのガーネット。エッジの色合いも30年の時の経過を表しているようには見えない。 ドライプルーン、乾燥イチジクなどの干した黒果実の甘い香りとレザー、腐葉土。 しっかりと果実味が残っておりタンニンはとうに溶け込んでいる。酸はやや締まりに欠けた印象だが複雑な味わいは30年の熟成の恩恵か。 飲み頃は過ぎてるのだろうが、存在感・スケール感を存分に感じさせるボルドー古酒でした。あ、そう言えばメドック格付け自体が初体験でした(/´△`\)
Horii Hidekazu