オーストリア ニーダーエスタライヒ州 クレムスタール グリューナー・ヴェルトリーナー 2015年 S$35 (55-20) ライムやグレフルの皮の様なビターな香り。 ミントの様なハーブ香。 ジンの様なスパイシーさや鉄っぽい香りも。 口に含むと、グレフルやカボスの様な柑橘系の果実味と、香りにもあるビターさやスパイスが感じられるアタック。 酸は中庸～比較的しっかり。 中盤以降は、ハーブ感を伴ったビターさが主体的になる。 過不足無い果実味ながら、ミネラリーで引き締まったニュアンス。 余韻まで抑制された雰囲気が続きそのままじんわりと塩っぽい旨味を残してフィニッシュ。 グリューナー・ヴェルトリーナーをちゃんと飲んだのは初めてかも！？ 確かに初めて出会う個性だと感じました(^ ^) 全体的には冷涼さを感じるんですが、果実味もちゃんとあってタイト過ぎず、とてもバランス感に優れてます。 ベクトルとしては、、ロワールのSBに似てるかも！？ 何となく、和の柑橘系のニュアンスを感じたのが「和食に合う」って言われる由縁でしょうか(^ ^) あ、まろやかな塩っぽさも和のテイストに寄り添いそうです。 ニュートラルでオールマイティ♪ p.s. このボトルもNZの会社のインポーターラベルが貼ってあって(しかも二重貼り)、複雑な流通経路で届いてると思われますが、この子は特に劣化のニュアンスは感じませんでした。

Toshio Iimura