Like!:19
4.5
宴の4本目は、ロベルト・ヴォエルツィオの、バローロ・チェレクイオ、2000vt.です。 ヴォエルツィオは1986年に親から独立して作られたワイナリー。設立当初は、エリオ・アルターレ氏らと共に、バローロ・ボーイズの一端を担ってましたが、1990年からその栽培哲学が際立ちます。8000本/haの密植、そしてグリーンハーヴェストで半分以上を間引きし、更にブドウが色付く時期には、糖分の少ない房の下部を6〜7割をカットし、1本の木から5〜700gまで高品質の実のみになるまで収量を落とします。これを、銘醸畑のチェレクイオで実践されたワインです。 ボトルの底には、ワカメというかノリというか、滅多に見ない様相の、海藻のようなオリがあります。しかし、心配も吹き飛ぶほどの素晴らしいアロマが漂う。オリのないところは、透明感の高いキレイなルビー。 赤い果実を主軸とした香りの奥には、甘いスパイシーな香りが複雑に絡み合い、いつまでもその香りに囲まれたくなるほど。 口に含むと、あぁ、これはスゴいヤツでした。素晴らしい熟成を経た、当たり瓶。酸もタンニンも甘みも、キレイに一体化した、大きな球体。滑らかでおおらかで、幅も高さも奥行きも余韻の長大さも含めて4次元的に大きな仕上がり。宴を締めくくる赤に大満足です。
okok530
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
宴の4本目は、ロベルト・ヴォエルツィオの、バローロ・チェレクイオ、2000vt.です。 ヴォエルツィオは1986年に親から独立して作られたワイナリー。設立当初は、エリオ・アルターレ氏らと共に、バローロ・ボーイズの一端を担ってましたが、1990年からその栽培哲学が際立ちます。8000本/haの密植、そしてグリーンハーヴェストで半分以上を間引きし、更にブドウが色付く時期には、糖分の少ない房の下部を6〜7割をカットし、1本の木から5〜700gまで高品質の実のみになるまで収量を落とします。これを、銘醸畑のチェレクイオで実践されたワインです。 ボトルの底には、ワカメというかノリというか、滅多に見ない様相の、海藻のようなオリがあります。しかし、心配も吹き飛ぶほどの素晴らしいアロマが漂う。オリのないところは、透明感の高いキレイなルビー。 赤い果実を主軸とした香りの奥には、甘いスパイシーな香りが複雑に絡み合い、いつまでもその香りに囲まれたくなるほど。 口に含むと、あぁ、これはスゴいヤツでした。素晴らしい熟成を経た、当たり瓶。酸もタンニンも甘みも、キレイに一体化した、大きな球体。滑らかでおおらかで、幅も高さも奥行きも余韻の長大さも含めて4次元的に大きな仕上がり。宴を締めくくる赤に大満足です。
okok530