カリフォルニア ソノマ ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール 2015年 黒の強い色合いからはピノ・ノワールは想像できません。 甘やかスパイスに黒糖やグラファイトの様な香りからも、ピノ・ノワールと言うよりサンソーやグルナッシュのよう。 味わいもストロング系。 厚みのある黒系フルーツの甘やかアタック。 ベリーのソースのようなまったりミドル。 比較的穏やかな酸味と細やかなタンニン。 横に広がる甘旨な要素が余韻までまっすぐ続きます。 強いて言えば、、収斂味が比較的穏やかなのと、後半は前半に比べて重心が上がって余韻にフラワリーなニュアンスが抜けるところから、何とかピノ・ノワールを感じられます。 2日ほど常温放置で迎えた最終日は、少しケチャップやソース？の様な、野菜を煮込んだ複雑な旨味を感じられました。 ほんのり白檀の香りも。 いやーこの子はパワフル笑 久々に「らしい」カリピノを飲んだ気がします。 ブドウのポテンシャル、そして造りの方向性がしっかり表れてるのかと。。 この子は待つべきでした。 あと10年？15年？のエージングで、きっとたまらん妖艶な美魔女になっていることでしょう…笑

Toshio Iimura