セブン&アイのPBワイン。カルフォルニアのピノ・ノワール種。約1000円。 外観は薄桃色の見える、グラス全体がはっきり見える透明度のかなり高い明るく澄んだルビー。ワインの脚はかなり細い輪郭が浮かぶだけのとてもさらさらした液質だが、カルフォルニアらしく度数は13.5％としっかり。アルコール感は穏やかで自然に酔える。 香りは明確な甘やかなラズベリー。やや植物的な青みのあるニュアンス。僅かに白胡椒の刺激的な香りも弱めにある。空気に触れさせているとバニラの甘やかな香りが出てくる。 アタックは穏やかな渋味とフレッシュな熟れた柑橘的な酸味。渋味の余韻は短めだが、酸味は後からゆっくり舌で膨らむ印象。 甘味自体はあまり無いが、甘酸っぱいラズベリーとバニラ香で甘やかなイメージしっかり。 渋味は穏やか。やや植物的な青みがある渋味で、若枝のイメージ。余韻はかなり短く、すっきり。タンニン感はほぼ無いので飲みやすい。 酸味はフレッシュで、熟れた甘やかな柑橘系。ホワイトグレープフルーツ感。ややアルベド的な苦味もあるが、嫌味にならない程度なので酸を支えている。 全体的にフレッシュでまろやかな飲みやすいワイン。約1000円のピノ・ノワール種と考えるとかなりのコスパ。すっきりさっぱり爽やかだがアルコールはしっかりなので自然に気持ち良く酔える。 トマト系の煮込みと併せたが、トマトの酸味とワインの酸味の相性が良かった。

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