夜空に浮かぶ白猫マーク チッ ブラザーから呼びだしだ(>_<) 軽く舌うちしながら俺は記録的な寒波が到来しましたという無表情なTVのニュースキャスターの言葉を思い出してインドのカシミール地方のヤギの毛から作ったマフラーってやつを首に巻いて出て行ったのさ。 行き先はそうだなワインバーの止まり木、粋なイタリアジャケットをはおった俺のブラザーの待つ店Nだ。 閉店じゃねえのかい？ 愛想の良いソムリエが静かに首をふって目で座るよう言った。 で何を出してくれるんだい？ ここれは！ ヴァンサン・ブーズロ ピュリニー・モンラッシェ2015年 ムルソーの名門ブーズロ一族の一員、ヴァンサン・ブーズロ。 前に飲んだのはいつだったか。 ムルソーの造り手の造るピュリニーのヴィラージュ15年。 こいつは間違いなくムルソーの造りだ。 濃い抽出の果実味に樽香あってそこにピュリニーの上品なミネラルが重なって重厚な味わい。 痺れるような酸味の骨格から繰り広げられるタルタルのバタ一オイリーな味の饗宴。 全くこんなピュリニーのヴィラージュ15年をグラスで飲めるとはな。 ブラザー乾杯だ。 今日の教訓 兄より優れた弟など存在しねぇ 俺の名をいってみろ！ 北斗神拳ジ○ギ

白猫ホッサー