温度が高くても細かい酸がハッキリ感じられ、柑橘を頬張ったようなジューシーさがある。二日目でも微炭酸のようにピリリとくる。温度が上がると奥に固い桃のようなニュアンス。味の縁はしっかりしており構成がくっきりしている。ヴュルテンベルクのリースリングはほとんど飲んだことがないなあ。プファルツの果実味とフランケンの輪郭を足して割った感じ？ ここ最近はドイツワインの選択肢が本当にたくさん増えてきて喜ばしい限り。現地で8～9ユーロのワインがが定価3000円以下で買えるのはありがたい。 ワイナリーの紹介によると、手摘みのリースリングを野生酵母で発酵、一部大樽を使って寝かせ、瓶詰めまで澱と触れさせているとのこと。 四日目くらいから中心にある果実味が抜けて感じられる。味わいの縁は保っている。長くても三日で飲みきるのがちょうどよさそう。

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