KALDIでバローロが置いてあるのも少し驚きましたが、3kアンダーという価格を見てさらに驚愕。とりあえず飲んでみよう的に購入しました。 DOCGバローロの中でも、ラ・モッラよりさらに北側のヴェルドゥーノのものだそうです。タナロ川のすぐ南ですね。立地的に端っこなので安いのでしょうか… 土壌はバローロ西側地域によく見られる泥灰土なので、比較的早飲みな女性的ワインを期待します。 フレンチオーク樽で3年熟成。ちなみにバローロの規定は3年熟成うち木樽2年です。 抜栓したらコルクはDIAM10。 5年なのでちょっと早い気がしましたが、ちょっとどころではありませんでした。 花の香りはしますが果実味はさっぱりで、タンニンの飲み物と化しています…とりあえず置いておくことに。 4日目くらいから、チェリー、ラズベリー、サンザシといった赤系果実の香りが感じらるようになってきました。花もスミレやバラの香りが残っています。 腐葉土が少し弱まった代わりに、なめし革やジビエも顔を出し始めました。 シャープな酸が果実味と合わさり飲みやすくなりましたが、タンニンは相変わらず強靭さがあり、長く尾を引きます。 軽めの華やかがありますが、まだ優美と言えるほどではありません。 安価なバローロだけに大化けを期待するほうが無理があるかもしれませんが、10年は置いたほうが美味しく飲めそうです。

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