2015 ストーン・キャップ シラー コロンビア・ヴァレー ワシントン/USA vinicaでは2015の投稿は私が初めてみたいですが、以前のヴィンテージはライトでサラッと飲みやすいシラーという印象のレビューが多いですね。私のいただいた2015は、ちょっと違うように思います。 外観は、黒みがかった濃いガーネット。ラルムは、タメてタメてタメて…ゆっくり落ちてきます。粘性はかなり高いですね。 香りは、熟したブラックチェリーやカシスといった黒い果実、プルーンのようなドライフルーツ、スミレのリキュールのような鋭く強い芳香、クローブやシナモンのようなスパイス。 とても複雑な香りの構成ですが、最初はシンプルな果実の香りの印象が強く、時間の経過とともに薄皮が剥がれるように新しい香りの要素が入れ替わり立ち替わり姿を現します（本日が3日目）。 口に含むと、とても強くくっきりした輪郭の味わいに、いささか驚きました。 フリーダ・カーロの眉毛のような強い主張を感じる、収斂性の強いくっきりした輪郭です！ 甘・酸・苦・旨・渋…それぞれの味覚要素のどれかが突出しているわけではないのですが、すべての要素のレベルと“向き”が完全に揃っている感じです。 このキレイに揃った太いベクトルが、ビックリするような「くっきり感」の状態ではないか？ と思ったのですが、どうでしょう？ 抜栓（スクリューキャップなので開栓・笑）したては強い果実の旨みが優勢ですが、時間が経つとスパイシーさが際立ってきて、ウスターソースのような刺激が楽しめます（個人の感想ですw）♪ ローヌのシラーやオーストラリアのシラーズとはまったく異なる個性を持ったワシントンのシラー。この暑さでも、空調の効いた部屋なら室温がオススメです。できれば2〜3日かけてじっくり味わってみてください。 台風一過で、朝から夏の日差しが戻ってきましたね。毎週日曜日に通っている教会の庭の花も日差しを浴びて元気です。 赤いのはポインセチアの原種。鉢植えからこぼれた種が勢力を増し、小さな蜂が蜜を貪っていました。 白いのは紫陽花の一種ですが、梅雨が終わってから本格的に咲き始めました。こちらには蝶々が群がります。 最後の写真は、金曜日、仕事帰りに永田町まで出張り、レインボーカラーの方たちと一緒に大声をあげた後の一杯。このシラーを開栓した日になりますね☆

iri2618 STOP WARS